外部の色決めはいつも悩みます。最近の住宅はサイディング張りの同じような外観の家が多くなっています。
素材自体も既成品では無く、無垢の木や左官仕上げにこだわりたい。
特に杉板の外壁の場合はきちんと庇を出すコトが必須です。
鼎の美容院併用住宅
外部の部位では、線としての部分はキシラデコールのやすらぎでナチュラル感を出し、面としての杉板壁はクールな濃いめのグレーで、同じく面としての左官壁は赤身が入っていない土色で、全体的には現代的な表現を目指しています。
まず、色見本帳で色の方向性を見立てて、実際に使用する材料を使用した実物見本を作成して、現場にていろいろな光の向きを変えてみて決定します。
設計者が勝手に決めてしまう事は有りません。
伊賀良の家
左官壁を濃いめの色として、杉板部分はナチュラルな色としています。