宮内庁は20日、天皇、皇后両陛下が11月16~18日に愛知、長野両県を私的に旅行されると発表した。
愛知県では、江戸時代初期に造られた農業用ため池「入鹿池」(犬山市)などを見学。長野県では、旧満州に入植した開拓団の歴史を紹介する「満蒙開拓平和記念館」(阿智村)や、「天龍峡」(飯田市)などに足を運ばれる。同記念館の訪問は両陛下が希望され、「語り部」として活動する引き揚げ者との懇談も予定しているという。(LivedoorNEWSより)
満蒙開拓の当時の画像
記念館には多くの資料と共に、あまり詳しく知らない近代史の一つを、人々の目線で知る事が出来る。
毎年、盆前に行われる慰霊祭。
実際の体験者は勿論、戦争を知らない若者達の参加も増えている。
喫茶ルームでの交流会。
水餃子を手造り。本場の味のおもてなしがうれしい。
ニュートラル(中立)な姿勢で、現実に起こった史実を淡々と記していく記念館。聞き取り調査等の地味な活動もきちんと続けてきた。ここに来た若い人々も祖父祖母に満蒙の体験者が多く居て、名簿を見て涙する事も多いと聞く。
多くの犠牲者を出した満蒙開拓は一体何だったのかを問うている記念館は、当時の実際の事実の前に、一人一人がもう一度立ち止まり、自分たちの将来を自分自身で考える大切さを教えてくれる。
このたび、天皇皇后両陛下が記念館を訪問されることは、満蒙開拓の史実に真正面から向かわれる姿勢に本当に胸を打たれると共に、関係者が苦労して来た事が報われる思いです。
天皇皇后両陛下は満蒙開拓平和記念館にご来館された後、飯田市の中心市街地にある飯田市のまちづくりの原点『りんご並木』にお越しになります。
昭和22年の大火で飯田市は中心市街地を消失しましたが、大火の復興で生まれた広い防火帯の四車線道路に東中学校の生徒の提案で全国でも珍しいりんごを並木として植えました。その後連綿と東中の生徒達が手入れを続けています。
『りんご並木のエコハウス』にもお越しになることが発表されました。