土蔵のリノベーションと解体材の再利用  『伊那谷Style』No,23

 

伊那谷の各地にまだまだ豊富に存在する土蔵。しかし解体されている現場も目にし心を痛めます。

今回は土蔵に新たな命を吹き込んだ事例と、解体された土蔵の戸前を新たな用途に使用した例。

左の画像はりんご並木三連蔵の『一ノ蔵のバー』土蔵そのままの内部を活かした店舗です。特にカウンター上の梁とベンチは市内の商家の解体材を使用しました。真ん中の画像は知久町の店舗併用住宅で、残した土蔵を建物に取り込み座敷蔵に再生しました。

右の画像は天竜社の解体材をひょんなきっかけで手に入れたモノで、玄関ホール正面のスクリーンに転用しています。現代的な内装を歴史を感じさせる格子戸がいっそう引き立てます。